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文ちゃん

文ちゃんは娘が小さいころ欲しがって

飼った桜文鳥です。

まだ本当に小さい雛で2,3時間おきに餌をやって育てました。

羽をバタバタさせる様になってからは

毎日、手から手に飛び移る訓練もしました。

そのおかげか、

「文ちゃん」と呼んで手を出すと

すっと飛んできて止まるようになってました。

何年かしてハムスターを飼うようになったら

一緒に出しておくと、ハムスターを攻撃するようになって。

気も強くなってしまいました。

こんなに小さな鳥だから、

ハムスターの存在なんてわからないと思っていたけど、

気に入らなかったのかもしれません。

人が好きで、玄関を開けると

「ピーピー」と鳴いてくれました。

10年くらい経ったある日、

足を悪くして、それでも毎日元気に部屋を飛び回っていたけど

もう片方の足も悪くして、飛ばなくなってしまいました。

人の手のひらを巣のようにして、じっとしているのが大好きみたいでした。

毎日の水浴びもしなくなりました。

ある朝、水浴び用の入れ物の中で亡くなっていました。

かわいそうなことをしてしまいました。

もっと、気をつけていたら

もう少し生きていたかもしれません。

部屋の中を得意げに旋回した後、人の肩に乗ってくる姿など

忘れられないしぐさがたくさんあります

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